4. 注意

この実験は暗号化の理論が示すとおり、IPsec を使った通信では確かにペイロード中のデータに含まれるシンボルの生起確率が一様に分布する、 ということを示しています。 しかし、ここで示した実験ではシステム上の欠陥 (あるのかどうか知りませんが) を検出することはできません。 ここで言う「欠陥」とは、たとえば暗号鍵生成や交換の不備や、 データや暗号鍵が他人に見られていないかどうかといった問題、 あるいはアルゴリズムの強度はどうか、 カーネルのバージョンは合っているかといったことです。 これらはソースを調べれば確かめることができます。