4.7. うまく動作しない ports に遭遇した場合には

port がうまく動作しない状況に遭遇したら、 あなたにできることは次のようなことしかありません。

  1. その port に対する修正案が提出されていないかどうかを 障害報告 (Problem Report) データベース で調べてください。 もし提案されていれば、 その修正を使うことができるかもしれません。

  2. port の保守担当者に対応してもらいましょう。 make maintainer と入力するか、 Makefile を直接読み、 保守担当者の電子メールアドレスを調べます。 メールを送る際には、port 名とバージョン番号 (Makefile$FreeBSD: 行)、 そしてエラーが出力されるまでの出力ログを忘れずに添付してください。

    Note: 特定の保守担当者が存在せず、かわりに メーリングリスト が保守している ports があります。 そのような場合には、メールアドレスは のようになります。 質問する際には、このことに気をつけてください。

    特に が保守している ports には、保守担当者が本当にいません。 そのメーリングリストを購読する人々からなるコミュニティが、 修正や対応をおこなっています。 もっとボランティアが必要です!

    保守担当者から返信がなければ、send-pr(1) を使ってバグレポートを提出しても構いません ( FreeBSD 障害報告の書き方 をご覧ください)。

  3. 自分で直しましょう! “Ports” システムに関する詳細な情報は port 作成者のためのハンドブック にあります。 このセクションを読むと、壊れてしまった port を直したり、 自分で作った port を提出したりできるようになります!

  4. 近くの FTP サイトから package を入手しましょう。 “マスタ” package コレクションは、 ftp.FreeBSD.orgpackage のディレクトリ にありますが、 まずはあなたの地域の ミラーサイト最初に調べてください。 ソースからコンパイルすることを試みるより確実ですし、 時間もかかりません。 package をシステムにインストールするには、pkg_add(1) を使います。