4.8. PATCHFILES

その port が配布ファイルの他に FTP や HTTP で手に入る 追加パッチを必要とする場合には, PATCHFILES には そのパッチのファイル名を, PATCH_SITES には そのファイルが置かれているディレクトリの URL をセットしてください. (書き方は MASTER_SITES と同じです.)

そのパッチに記録されているファイル名に余計なパス名が ついていて, ソースツリーのトップディレクトリ (つまり WKRSRC) からの相対パスになっていない場合には, それに応じた PATCH_DIST_STRIP を指定してください. たとえば, パッチ内のすべてのファイル名の先頭に, 余計な foozolix-1.0/ がついている場合には, PATCH_DIST_STRIP=-p1 としてください.

これらのパッチは圧縮されていても大丈夫です. ファイル名が .gz.Z で 終わる場合には, 自動的に展開されるようになっています.

もしパッチが, ドキュメント等その他のファイルと一緒に gzip された tar ファイルで配布されている場合には, 単に PATCHFILES を使うだけではうまくいきません. このような場合には, このパッチの tar ファイルの名前と場所を DISTFILESMASTER_SITES に 追加しておきます. それから, EXTRA_PATCHES 変数に それらのパッチを指定すれば, bsd.port.mk が 自動的にパッチを適用してくれます. 特に注意が必要なのは, パッチファイルを PATCHDIR ディレクトリにコピーしてはならないことです -- (訳注: port が CD-ROM 上に置かれている等の場合には,) そのディレクトリには書き込みができないかもしれません.

Note: それが普通の gzip か compress された tar ファイルであれば, 通常のソースファイルと一緒にパッチ適用時までに展開されていますので, 明示的に展開する必要はないことに注意してください. もしパッチを DISTFILES に追加した場合には, パッチを含むファイルが展開される際に, そのディレクトリにある 何かを上書きしないように注意してください. さらに, コピーされたパッチファイルを削除するコマンドを pre-clean ターゲットに追加することを 忘れないでください.

FreeBSD ports システムに関する質問は、(英語で) <ports@FreeBSD.org> へ、
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