FreeBSD は古いインパクトプリンタから最新のレーザープリンタまで幅広いプリンタが利用でき、 実行しているアプリケーションから高品質な印刷出力が行えます。
FreeBSD はネットワーク上のプリンタサーバとして動作するように設定することもできます。 この機能は、他の FreeBSD コンピュータや、Windows® や Mac OS® ホストから印刷ジョブを受け取ることができます。 FreeBSD は印刷ジョブを 1 つずつ処理することを保証します。 また、どのユーザやマシンが最も多く印刷しているかの統計を取り、 どの印刷物が誰の物か表示する “バナー” ページの作成などを行うことができます。
この章を読めば以下のことがわかります。
FreeBSD プリントスプーラの設定方法。
入力ドキュメントをプリンタが扱える印刷フォーマットへ変換するなどといった、 特別な印刷ジョブを別に取り扱うための印刷フィルタのインストール方法。
印刷物へのヘッダやバナーの適用方法。
他のコンピュータに接続されたプリンタへの印刷方法。
ネットワークに直接接続されたプリンタへの印刷方法。
印刷ジョブの上限サイズや特定のユーザからの印刷拒否といった、 プリンタの制限の制御方法。
印刷の統計とプリンタの使用状況の取得方法。
印刷問題のトラブルシューティング方法。
この章を読み始める前に以下を済ませておいてください。
新しいカーネルの設定とインストール方法について理解すること (Chapter 8)。