13.4. ユーザアカウント

ユーザアカウントは、 主に現実のユーザがシステムにアクセスする手段として用いられるものです。 このアカウントは利用するユーザとシステム環境を分離します。 そのため、システムや他のユーザに危害をおよぼす危険性をなくし、また、 他に影響を与えることなくユーザ自身の環境をカスタマイズすることを可能にしています。

システムにアクセスするすべてのユーザは、 それぞれに一人一つのユーザアカウントを持つべきです。 こうすることで誰が何を行なっているかがわかりますし、 他の人の設定を壊してしまったり、 他人にメールを読まれてしまうようなことを避けることができます。

それぞれのユーザは快適にシステムを利用するため、 シェル、エディタ、キー設定、言語など、 各自の環境をセットアップすることができます。