システムユーザとは、DNS、メール、 ウェブサーバといった各種サービスを運用するために使われます。 この目的は、セキュリティを確保するためです。 もしサービスがスーパーユーザで実行されていると、 それらのサービスは (本来意図しないような) どんな動作でも可能となり、適切な制限を適用することができません。
システムユーザの具体例として、 daemon、 operator、 bind (DNS; Domain Name Service 用) および news といったものがあります。 またシステム管理者はよく、 インストールしたウェブサーバを運用するために httpd というユーザを作成しています。
nobody ユーザは通常の特権を持たないシステムユーザですが、 nobody を利用するサービスが増えれば増えるほど、その特権も大きくなります。