2.6. port の提出

まず, やって良いこと悪いことの セクションを読んでください.

さて, 満足のいく port が完成したら, 残るは それを FreeBSD のメインの ports ツリーに置いて, 他の人にも使ってもらうだけです. work ディレクトリや pkgname.tgz といった package は 必要ありませんから, まずこれらを消去してください. あとは shar `find port_dir` の出力を バグレポートに入れ, send-pr(1) プログラムを使用して 送ってください (send-pr(1) についての詳細はバグ報告と 一般的な論評を参照してください). もし, 圧縮していない状態で 20KB 以上あるような port であれば, それを ひとつの tar ファイルにまとめて圧縮し, バグレポートに入れる前に uuencode(1) を使用してください (20KB 以下のものを tar ファイルにして送っても良いのですが, あまり歓迎されません). バクレポートの category は必ず ports, class は change-request としてください (レポートを confidential (機密) 指定には しないでください!). また, port 化したプログラムの短い説明文を バグレポートの ``Description'' フィールドに追加して, ``Fix'' フィールドには shar したファイル, もしくは uuencode した tar ファイルを追加するようにしてください. 後者は, ports 管理の作業をスクリプトで行なっている コミッターの助けとなります.

もう一度, オリジナルのソースファイルや work ディレクトリ, make package で作成した package が 含まれていないことを確認してください.

Note: 以前には, 新しい port を提出する際に FreeBSD の FTP サイト (ftp.FreeBSD.org) に アップロードするように お願いしていたことがあります. 現在このサイトの incoming ディレクトリは 読み出し不可になっており, アップロードは推奨されていません. たくさんの海賊版ソフトウェアがそこに置かれたためです.

わたしたちはその port をチェックし, 必要なら あなたに確認して, それをツリーへ置きます. あなたの名前は FreeBSD ハンドブックやその他のファイルの ``Additional FreeBSD contributors'' の リストにも載るでしょう. う〜ん, 素晴らしい. :-)

Note: わたしたちが作業しやすいように, 障害報告の概要 (synopsis) は適切に記述してください. たとえば新しい port の提出なら ``New port: <port の簡単な説明>'', port の更新なら ``Update port: <カテゴリ>/<port 名> <更新内容の簡単な説明>'' といった形式が歓迎されます. こういう方法で報告するように心がけていれば, あなたの報告 (PR) が すぐに誰かの目にとまる確率が ぐっと高くなるのです.

FreeBSD ports システムに関する質問は、(英語で) <ports@FreeBSD.org> へ、
この文書の原文に関するお問い合わせは、(英語で) <doc@FreeBSD.org> までお願いします。