2.3. パケットフォワーディングの有効化

デフォルトでは, FreeBSD システムは様々なネットワークインタフェイス間で IP パケットのフォワードを行いません. 言い換えると, ルーティングの機能 (ゲートウェイの機能とも言えます) は無効にされています.

FreeBSD システムただ一台をインターネット用のワークステーションとして使用し, LAN ノードと ISP 間とのゲートウェイとして使用しない場合は, Section 2.4 まで進みましょう.

PPP プログラムを使用してローカルの FreeBSD マシンを LAN のワークステーション (つまりルータ) としても機能させる場合は, IP フォワーディングを有効にする必要があります.

IP パケットのフォワーディングを有効にするためには /etc/rc.conf を編集する必要があります.

このファイルは /etc/defaults/rc.conf によるデフォルト値を上書きします. デフォルトゲートウェイの設定はそのファイルの 以下の行で行われています.

gateway_enable="NO"

上書きするには, 以下の様な行を

gateway_enable="YES"

/etc/rc.conf に追加します.

注意: FreeBSD システムのインストール時に IP フォワーディングが有効になっていた場合, すでに 'gateway_enable=YES' という設定が行われている場合があります.