デフォルトでは, FreeBSD システムは様々なネットワークインタフェイス間で IP パケットのフォワードを行いません. 言い換えると, ルーティングの機能 (ゲートウェイの機能とも言えます) は無効にされています.
FreeBSD システムただ一台をインターネット用のワークステーションとして使用し, LAN ノードと ISP 間とのゲートウェイとして使用しない場合は, Section 2.4 まで進みましょう.
PPP プログラムを使用してローカルの FreeBSD マシンを LAN のワークステーション (つまりルータ) としても機能させる場合は, IP フォワーディングを有効にする必要があります.
IP パケットのフォワーディングを有効にするためには /etc/rc.conf を編集する必要があります.
このファイルは /etc/defaults/rc.conf によるデフォルト値を上書きします. デフォルトゲートウェイの設定はそのファイルの 以下の行で行われています.
gateway_enable="NO"
上書きするには, 以下の様な行を
gateway_enable="YES"
/etc/rc.conf に追加します.
注意: FreeBSD システムのインストール時に IP フォワーディングが有効になっていた場合, すでに 'gateway_enable=YES' という設定が行われている場合があります.