Chapter 2. FreeBSD システムの設定

Table of Contents
2.1. FreeBSD のホスト名の確認
2.2. イーサネットインタフェイスの設定の確認
2.3. パケットフォワーディングの有効化
2.4. 他の LAN ホストのリスト (/etc/hosts) をつくる
2.5. FreeBSD システムのテスト

ローカルエリアネットワーク (LAN) の統合を進める前に FreeBSD マシンについて基本的な情報を三つ知っておく必要があります.



FreeBSD システムをネットワークインストールした場合, これらの幾つかはすでに設定されている場合があります.

インストール時に FreeBSD システムの設定を正しく行った自信がある場合でも, 後のステップでつまずかないよう, もう一度見直しておくと良いでしょう.

2.1. FreeBSD のホスト名の確認

FreeBSD システムのインストール時に, マシンのホスト名が指定, 保存されている場合があります. 確認のため, 以下のコマンドをプロンプトから入力してください.

# hostname


FreeBSD システムのホスト名が表示されたはずです. もしホスト名が正しければ (すぐわかるでしょ :-), Section 2.2 まで進んでください.

例えば, ガイド中のネットワークでは, インストール中 / 後にホスト名を正しく設定していれば, 'hostname` コマンドは 'curly.my.domain' を返します. (ここでは ".my.domain" の部分はあまり気にしないでください. それは後で片付けます. ここで大事なのは最初のドットまでの部分です.)

FreeBSD のインストール時にホスト名を設定していない場合, たぶん 'myname.my.domain` という答が返ってくるはずです. /etc/rc.conf を編集し, マシンに名前をつけてください.

2.1.1. FreeBSD のホスト名を設定する

念のため: システム設定ファイルを編集するためには 'root' でログインする必要があります!

警告: システム設定ファイルにおかしな変更を 加えた場合, システムが正常に **起動しない** 可能性があります! くれぐれもご注意を!

ブート時に FreeBSD システムのホスト名を決定している設定ファイルは /etc/rc.conf です. デフォルトのテキストエディタ ('ee') を使ってこのファイルを編集しましょう.

ユーザ 'root' でログインし, 以下のコマンドを入力して /etc/rc.conf をエディタに読み込みましょう.

# ee /etc/rc.conf


矢印キーや scroll down を使って, FreeBSD システムのホスト名を 記述した部分を見つけましょう. デフォルトではこうなっているはずです.

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### Basic network options: ###
hostname="myname.my.domain" # Set this!
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これを次のように変えましょう.(あなたの環境に合わせてください)
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### Basic network options: ###
hostname="curly.my.domain"  # Set this!
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ホスト名を変更したら, 'Esc' キーを押してコマンドメニューを呼び出して下さい. "leave editor" を選択し, 確認を求めてきたら "save changes" を選びましょう.