2.5. FreeBSD システムのテスト

おめでとう! これで FreeBSD システムはネットワークに接続された UNIX システムとして設定されました. /etc/rc.conf を変更した場合, ここで FreeBSD システムをリブートしてください. これには二つの大きな目的があります.



システムのリブートが完了したら, ネットワークインタフェイスのテストを行ってください.

2.5.1. ループバックデバイスの動作点検

ループバックデバイスが正しく設定されているかどうか確かめるために, 'root' でログインしてこう入力してください.

# ping localhost


こういうメッセージが見えるはずです.

# ping localhost
PING localhost.my.domain. (127.0.0.1): 56 data bytes
64 bytes from 127.0.0.1: icmp_seq=0 ttl=255 time=0.219 ms
64 bytes from 127.0.0.1: icmp_seq=1 ttl=255 time=0.287 ms
64 bytes from 127.0.0.1: icmp_seq=2 ttl=255 time=0.214 m
[...]
このメッセージは Ctrl-C を押すまで延々流れ続けます.

2.5.2. イーサネットデバイスの動作点検

イーサネットデバイスが正しく設定されているかどうか確かめるために, こう入力してください.

# ping curly


こういうメッセージが見えるはずです.

# ping curly
PING curly.my.domain. (192.168.1.1): 56 data bytes
64 bytes from 192.168.1.1: icmp_seq=0 ttl=255 time=0.219 ms
64 bytes from 192.168.1.1: icmp_seq=1 ttl=255 time=0.200 ms
64 bytes from 192.168.1.1: icmp_seq=2 ttl=255 time=0.187 ms
[...]


この二つの例で大事なのは, ホスト名 (loopback と curly) が正しく IP アドレス (127.0.0.1 と 192.168.1.1) に関連づけられているのを確認することです. これで /etc/hosts ファイルの内容が正しいかどうか確認できます.

もし "curly" の IP アドレスが 192.168.1.1 ではない, あるいは "localhost" のアドレスが 127.0.0.1 ではない場合, Section 2.4 まで戻って /etc/hosts の内容を見直してください.

ping コマンドの出力でホスト名とアドレスは正しく対応づけられているが, 何か他のエラーが表示されるなら, インタフェイスの設定がうまく行っていないのでしょう. Chapter 2 まで戻って最初から確認し直してください.

チェックが全部終わったら, つぎの章に進んでください.