FreeBSD と他の OS を共存させるには

1996 年 8 月 6 日

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ここでは、FreeBSD を (Linux、MS-DOS®、OS/2®、Windows® 95 など) 人気のある他の OS とうまく同居させる方法について説明します。 この文章を書くにあたり、 Annelise Anderson 、 Randall Hopper 、 Jordan K. Hubbard には、特にお世話になりました。


Table of Contents
1. 概要
2. ブートマネージャの概要
3. 標準的なインストール
4. 注意と考察
5.
6. 他の参考となる資料
7. 技術的な詳細

1. 概要

大容量のディスクがないと、大半の人は複数の OS を うまく共存させることはできません。そのため、この文書には大容量 EIDE ドライブに関する記述も含まれています。 複数の OS を同居させる場合、ハードディスクの設定や OS の組合せというのは非常にたくさんありますが、 おそらく Section 5 が最も役に立つ章でしょう。 その章には、複数の OS を使用するために特に必要な コンピュータ設定についての詳細が書かれています。

この文書では、ハードディスクに OS を追加できるだけの空き容量があることを前提としています。 ハードディスクのパーティションを再度切り直すと、 既存のパーティションにあるデータを壊すことになりかねません。 しかし、ハードディスクが完全に DOS で占められているようであれば、 (FreeBSD CDROM の中の \TOOLS ディレクトリ、 あるいは ftp から取得できる) FIPS ユーティリティが役に立つことでしょう。 このツールを使えば、データを破壊することなくハードディスクの パーティションを切り直すことができます。 また、データを破壊せずにパーティションのサイズを変更したり削除できる PartitionMagic® という商用のプログラムも出回っています。